SuparankuとOtterly AIの比較
Otterly AIはこのカテゴリの先駆けにあたる製品です。オーストリアの少人数チームが外部資金なしで運営し、65カ国以上で7種のAIを月額29ドルから追跡します。対応する面はSuparankuより多く、価格は安い。違いが出るのは計測のあとです。Otterly AI自身のドキュメントは、この製品を観測と診断として位置づけています。Suparankuはそこから改善提案、公開したURLの記録、そして再計測まで進みます。
Suparanku
- 自社ビジネス
- 計測
- 改善提案
- 公開(自社サイトの内と外)
- URL記録
- 再計測
そして、ふたたび最初へ
日本語の製品・最大4種のAI・月額0円から
Otterly AI
- 計測
- URL単位の診断
- 改善提案
- To-Doボード
次の一手は自社で考える
7種のAIを選択可・65カ国以上・月額29ドルから
項目ごとの比較
各バーは、その項目でどちらが優位か、差がどのくらい明確かを示します。下の2枚のカードにある事実にもとづく判断であり、独自に点数をつけたものではありません。
何を計測するか
対応するAI
プランに含まれるのはどちらも4種ですが、中身が違う4種です。Otterly AIは残り3種を販売し、Suparankuは1種も追加できません。
Suparanku
- ChatGPT、Claude、Gemini、Google AI Overviewsの4種。Businessでは追加料金なしで全種が含まれます
- 無料プランは2種(ChatGPTとGoogle AI Overviews)、Starterは4種のうち3種です
- Perplexity、Copilot、Google AIモードは対応しておらず、購入もできません
Otterly AI
- 選べるのは7種:ChatGPT、AI Overviews、Perplexity、Copilot、そしてGoogle AIモード、Gemini、Claude
- プランに入るのは4種のみで、Claude・Gemini・AIモードは別料金です。Claudeは月額29ドルの追加から
- 質問数はAIごとに消費されるため、全種をそろえると表示価格を大きく上回ります
計測の頻度
Otterly AIは有料プランすべてで毎日計測します。Suparankuは週1回です。
Suparanku
- 有料プランは週次スキャンで、スキャンごとの変化を追えます
- 無料プランは1回のみの計測です。一枚の写真なので推移は出ません
Otterly AI
- 日次の追跡が有料プランすべてに含まれます。月額29ドルのプランも同じです
- Semrushのアプリストア経由で売られている版は、代わりに週次になります
1回の計測をどう取るか
Suparankuは1回の計測ごとにAIごとに3回聞いて平均し、その方法を公開しています。Otterly AIは何回取っているかを公開していません。
Suparanku
- 1つの質問をAIごとに3回、平均して1つの値にします
- 回答ごとに、モデルがWeb検索を使ったかどうかを記録します
- サンプルが少なすぎるときは、製品側から警告が出ます
Otterly AI
- 結果は対象国の実際の利用者が検索したのと同じ形で取得されます
- 1回の計測で何件の回答を取っているかは公開されていません
回答から何がわかるか
どちらも登場の有無、掲載順位、センチメント、引用元を返します。違うのは中身より見せ方です。
Suparanku
- 挙がったかどうか、回答内の掲載順位、そしてセンチメントを理由つきで返します
- トピック、購買フェーズ、指名か非指名かで切り分けられます
- 回答の全文と、引用元も残ります
Otterly AI
- ブランドの露出、シェア・オブ・ボイス、回答内の掲載順位、センチメント、引用
- 合成指標のBrand Visibility Indexで、Leaders/Nicheの4象限に自社を置きます
- 生の回答を保持し、JSONで書き出せます。競合の登録数に上限はありません
サイト側の診断
Suparankuはサイト全体を何度でもクロールします。Otterly AIはURLを1つずつ診断し、月ごとの上限がつきます。
Suparanku
- サイト全体をクロールし、全ページを0〜100で採点します。どのプランでも回数制限はありません
- リンク切れの一覧と、表示速度まで測る詳細ページ診断もあります
Otterly AI
- URL単位の診断で、クロール可否・描画・構造化データを百分率で採点します
- 上限つきです。プランごとに月1,000件・5,000件・10,000件のURL診断
- 公式ドキュメントに「ドメインを入力しても判定はページ単位」と明記があります。一括診断はAPI経由のみです
自社サイトへのクローラーの動き
Otterly AIはログを読み、どのAIクローラーが来たかを見せます。Suparankuにはこの機能がありません。
Suparanku
- AI経由の流入はSearch ConsoleとGA4から取得します。間接的な数字であることは製品内にも書いてあります
- クローラー単位のログは扱えません
Otterly AI
- どのAIクローラーがどのページに来たかを、取得目的・索引・学習用の収集に分類して示します
- 入口は5つ:ログのアップロード、Webhook、Netlify関数、Cloudflare Worker、WordPressプラグイン
- Standard以上のプランが必要で、月あたりのイベント数に上限があります
AI回答内の広告
Otterly AIはAI回答のなかの広告枠とショッピング表示を追跡します。Suparankuには該当する機能がありません。
Suparanku
- 広告やショッピング枠の追跡は行っていません
Otterly AI
- ChatGPTの広告とショッピングカード、加えてGoogle AI Overviewsの広告を追跡します
- 月額29ドルのプランにも含まれます
計測のあと、何が起きるか
Otterly AI自身のドキュメントは、この製品を助言までと位置づけています。Suparankuは助言のさきまで進みます。
何をすべきかの提示
どちらも優先順位つきのリストと、進行を管理する仕組みを持ちます。Suparankuは版が残り、Otterly AIは毎週作り直されます。
Suparanku
- 3つのキュー:自社情報、自社サイト、コンテンツ
- 各カードに優先度と工数、そしてそれを生成したPLAYBOOKのバージョンが入ります
- サイトの修正は貼るだけのコードつきで届き、直ると自動で閉じます
Otterly AI
- 改善提案が自動生成され、7日ごとに作り直され、影響度の順に並びます
- Suggested→To-Do→Archiveのボードがあり、社内メモも残せます
- 月額29ドルのプランでは週3件までに制限されます
コンテンツの制作
Suparankuはまだ存在しない記事の改善提案を書きます。Otterly AIにコンテンツ改善提案の記載はありません。
Suparanku
- 何を書くべきかをまとめたコンテンツ改善提案と、自社のAIに渡せるプロンプトを添えます
- 特定の外部掲載先に向けた書き直しも、選んだ理由つきで出します
- 執筆と公開は行いません。改善提案は無料プランでは0件です
Otterly AI
- 改善提案には、その根拠と打ち手の示唆がつきます
- コンテンツ改善提案やドラフトの記載は公開情報になく、ドキュメントは自社で対応するよう促しています
自社サイトの外で引用されること
どちらも外部サイトを対象にします。Otterly AIはチャネルを挙げ、Suparankuはページと理由まで挙げます。
Suparanku
- 改善提案にどの外部サイトに出すべきかが入ります。AIがすでに引用しているサイトから選びます
- 競合を引用して自社を引用していない実際のページを確認します
Otterly AI
- 外部向けの提案は5種:コンテンツ提携、Reddit、ニュース・メディア、YouTube、ソーシャル
- 自社の質問でAIがいま引用している外部ページを名前で示します
効果があったかの確認
公開したURLを記録して再計測することが、Suparankuの存在理由です。Otterly AIのボードは手動の状態変更です。
Suparanku
- 公開したURLは、次のスキャンが探す追跡対象の引用元になります
- 公開済みにした直後のスキャンが、グラフ上に印として残ります
- コンテンツの提案は自動では閉じません。URLの記録が必要です
Otterly AI
- 作業の進みに合わせて、項目をSuggested→To-Do→Archiveへ移していきます
- 公開したURLを登録して再計測する流れは公開情報になく、ドキュメントは以後数週間のレポートを見るよう案内しています
どこで機能するか
日本語と多言語対応
Otterly AIは日本をきちんと計測します。ただし日本語で提供しているわけではありません。
Suparanku
- 東京で開発しています。日本語の製品とサポート、円建ての料金、国内リージョンでのデータ保管
- 9言語に対応し、質問は市場の言語で投げます
- 施策も翻訳ではなく、日本市場に合わせたものを出します
Otterly AI
- 質問はどの言語でも投げられ、65カ国以上に対応します。日本は7種すべてのAIが対象です
- 質問候補の調査機能では、日本語も41言語のうちの1つとして扱われます
- 日本語のUI、円建て料金、日本語サポート、国内でのデータ保管は、いずれも公開情報にありません
データの保管地域
Suparankuは保管地域を公開しています。Otterly AIは公開しておらず、セキュリティ認証もまだないと自ら述べています。
Suparanku
- 基盤はすべて東京リージョンにあり、その事実を公開しています
- SOC 2やISOの認証は当社も保有しておらず、保有していると述べたこともありません
Otterly AI
- 保存時と通信時の暗号化、役割ベースのアクセス制御、第三者によるペネトレーションテスト、GDPRとCCPAへの対応
- 自社の記載として、SOC 2 Type IIの監査は時期未定のロードマップ上にあります
- ホスティングのリージョンは公開情報にありません
代理店として使う場合
1社あたりの費用ではOtterly AIが有利です。Suparankuが渡せるのは、自社名の入った成果物です。
Suparanku
- クライアント向けレポートを「Suparanku × 自社ロゴ」の共同ブランドで全ページに出せます
- 見込み顧客のドメインに対して、無料診断をそのまま実行できます
- 代理店向けの管理画面はまだなく、完全なホワイトラベルも未提供です
Otterly AI
- ブランド、競合、メンバーはどのプランでも無制限。ワークスペースはLiteが1つで、月額189ドル以上で無制限です
- 質問はプール制で、同じ質問を複数のクライアントに使っても二重に消費されません
- 公式ヘルプに、独自のホワイトラベルは提供していないと明記があります。ブランド表示はLooker Studio連携経由です
導入のしかたと費用
始めるための費用
入口の安さはOtterly AIが上です。ただし0円で使い続けられるのはSuparankuだけです。
Suparanku
- 無料プランは期限なし。実際の計測1回、サイト監査、PDFレポートまで含み、カード登録は不要です
- 有料プランは月額29,800円と148,000円
- 無料プランは1回のみの計測で、質問は15件、改善提案は0件、MCPも使えません
Otterly AI
- 月額29ドルで質問15件、日次の追跡つき。当社の入口価格を大きく下回ります
- 質問100件で189ドル、400件で489ドル。Enterpriseは1,000ドルから
- 7日間の無料トライアルは質問50件でカード登録も不要ですが、期限なしの無料プランはありません
自社のツールからの接続
Otterly AIのほうが接続手段は多く、リクエスト数で課金されます。Suparankuは1つの経路に回数制限がありません。
Suparanku
- 約90のツールを持つMCPサーバー。読み取りと書き込みの両方に対応し、有料プランなら回数制限はありません
- 公開REST APIは方針として提供せず、MCPは無料プランでは使えません
Otterly AI
- REST API、書き込みに対応したOAuth方式のMCPサーバー、Claude Skill、100以上のワークフローを集めたマーケットプレイス
- いずれも月2,000〜5,000リクエストの上限つきで、月額29ドルのプランでは使えません
どちらを選ぶべきか
Suparankuが向いているのは
- 計測を仕事に変えたい場合。足りないコンテンツの改善提案、公開したURLの記録、そしてそれを探しにいくスキャンまで含みます。
- 日本で売っていて、日本語の製品とサポート、円建て料金、東京でのデータ保管を求める場合。日本をよく計測するツール、では足りない場合。
- 月ごとの上限つきでURLを1つずつではなく、全ページをAI対応度スコアで採点したい場合。
- Claudeを追加料金なしで計測し、AIの数で質問数が目減りしない形を望む場合。
- データの保管場所が書面で示されている必要がある場合。
- 7日で判断するのではなく、無料のまま置いておきたい場合。
Otterly AIが向いているのは
- 予算が最大の制約である場合。月額29ドルで日次の追跡は、当社のどのプランよりも安いです。
- 週1回ではなく毎日のデータが必要な場合。
- Suparankuに単純に無いAIが要件になる場合:Perplexity、Copilot、Google AIモード。
- 自社のログから、どのAIクローラーが来ているかを見たい場合。Suparankuはまったく対応していません。
- AI回答のなかの広告とショッピング枠が重要な場合。Otterly AIは追跡し、Suparankuは追跡しません。
- 多数のクライアントを抱え、ワークスペースとメンバーを無制限に使い、質問をプールで共有したい場合。月額189ドル以上のプランからです。
Suparankuの仕組み:ブランド表現を管理する閉じたループ
ひとつの反復するサイクルを中心に設計されています。GEO・LLMO・AEO(AI集客)は、そのサイクルの中で使う施策であり、ループ自体が製品の中心です。
-
1. 自社ビジネスの整理
何を売り、購買担当者がどう探すのか。自社サイトから構造化し、あとから編集できます。以降の数値はすべてこの前提に依存します。
-
2. AIの回答を測定
ChatGPT、Claude、Gemini、Google AI Overviewsに実際の質問を投げ、自社が挙がるか、掲載順位、センチメント、並ぶ競合、引用元までを記録します。
-
3. 優先順位のついた改善提案
ビジネス情報、サイト、コンテンツの3つのキューに分かれます。各提案には、生成元のPLAYBOOK_VERSIONが刻まれています。
-
4. 自社サイトの内と外へ公開
コンテンツ改善提案は、自社の記事に加えて、AIがすでに引用している外部サイトも対象にします。制作と公開は自社チームまたは代理店が担います。
-
5. 公開URLの記録
公開したURLを登録すると追跡対象のソースになり、次回の測定が探しにいきます。
-
6. ふたたび測定
有料プランでは週次でスキャンし、回答が動いたかをスキャン単位で確認できます。測定した質問が変わった箇所には印がつきます。
出典
競合に関する記述は、すべて2026年9月1日時点で下記の出典と照合しています。製品の変化は速く、記述が古くなることもあります。誤りを見つけた場合はご連絡ください。修正します。
- Otterly — which AI searches are supported
- Otterly — Pricing (plans, engine add-ons, quotas)
- Otterly — Features
- Otterly — Search prompt monitoring (daily cadence)
- Otterly — Brand report insights (metrics)
- Otterly — What the GEO audit does (per-URL scope)
- Otterly — AI recommendations (types, workflow)
- Otterly — Optimising for AI search (off-site guidance)
- Otterly — Agent Analytics
- Otterly — White-label (states none is offered)
- Otterly — Managing multiple brands (workspaces)
- Otterly — Countries supported
- Otterly — Languages
- Otterly — Compliance (no SOC 2 yet)
- Otterly — Free trial terms
- Otterly — API documentation
- Otterly — MCP server
- Otterly — For agencies (partner programme)
- Otterly — About (company, founders, bootstrapped)
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